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「 人の喜びを我が喜びに 」を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

時代小説「あきない世傳 金と銀」に登場する、大阪の呉服商「五鈴屋」の女店主の幸が、江戸に出店し様々な困難に直面しても貫き通したものは、二代目店主の妻・富久に教えられた「買うての幸い、売っての幸せ」という思いでした。

「買うての幸い」とは、顧客が欲していたものを手に入れて、心から喜んでいる姿です。また「売っての幸せ」とは、販売した側が顧客の喜びを目の当たりにして、その喜びを共有している姿といえます。
この自他共に喜びあえる、満足できる姿こそが、事業商売を推し進めていく上で最も大事な心構えです。

相手を満足をさせて喜んでもらうには、あらゆる知恵を絞り出し、日々の取り組みに活かしていかなければなりません。
つい目先の利益にとらわれて、顧客の喜びや要望を後回しにしていないかどうか、改めて日々の仕事を振り返ってみましょう。併せて、仕事に限らず様々な人間関係においても、相手が喜ぶことを考える心を持ちたいものです。

喜びを共有しましょう。

以上のことより、仕事をする上で、相手の喜びを自分の喜びとするような仕事をすることは簡単なことではないが、その気持ちで取り組んでいきたいと感じました。

2022.4.30.


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