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「痛快!アメリカンジョーク」 を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

アメリカでは、ユーモアのセンスがあるかないかで、人格が判断されるほど重要なものであり、「ユーモア感覚がない」という意味は、「人間味がない」ことに繋がる要素を持っている。これだけをとらえても日本人には理解しがたいことのように感じる。

アメリカ人と比べて、日本人はユーモアが苦手なのだが、ユーモアには、様々な効用がある。例えば、聖書にも「笑いを楽しむことが、最良の良薬だ」と言われるように、ユーモアがもたらす笑いは、気分や精神を和ませ、あるいは癒して幸福感を呼ぶ。困難や逆境に直面しても、乗り越えるための気力を、十分につけてくれる。

また、ユーモアはいろいろな心の束縛や閉塞感からも解放してくれる。物事の先入観や固定概念にとらわれないで、裏にある真相や本質を暴くことができる。

表面に現れた現象や出来事とは、違った見方や考え方をも教えてくれる。ユーモアによって多元的で多角的な物の見方を、身に付けることができる。

以上のように、ユーモアを理解することは、その国の文化を理解することのように感じたが、ユーモアの精神的効用だけは、世界共通であり、自分たちの日常生活の潤滑油として大切なものだと感じた。

2019.1.31.


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