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トップの提言〜ものの考え方〜

「気づきの技術」 を読んで(2)

 感想文:管理部 白川勝仁

話す人が穏やかで優しい場合、相手の気持ちを考慮してアドバイスのような柔らかい表現をするでしょう。

普通の人の場合は、忠告という形で淡々と事実を語るでしょう。
論理的な人の場合は、批評という形で理屈っぽく話すでしょう。
短気な人の場合は、非難という形で怒鳴るかもしれません。

批判や非難の場合は、喧嘩になりかねません。やはり、聞く人にとって、最も心地のいいスタイルはアドバイスでしょう。しかし、理論的に考えると、これらはどれも情報を提供してくれているものであって、冷静に捉えれば差はないのです。情報の提供の仕方は、相手のスタイルによって決まるので、そのスタイルに文句をいうのは筋違いなのです。

問題は、忠告を受取る側が感情的にならずに、すべてを受入れれば大変有効な情報なのです。アドバイスだけを受入れているようでは貴重な情報の大半を見逃す結果となります。

要は、好き嫌いで判断せず、忠告を情報として受取り、役に立つ情報かどうか、冷静に判断することが大事だと述べている点は、共感できるものと感じた。

2018.11.30.


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