HOME › トップの提言〜ものの考え方〜 › 「 隣の芝生は青く見える 」を読んで

トップの提言〜ものの考え方〜

「 隣の芝生は青く見える 」を読んで

 感想文:大阪営業所 橋本廣明

まったく同じ境遇であっても、他人のモノが良く見え、羨ましく感じる人が多く、他人の持っているモノや珍しいものが欲しくなる。それらを手に入れた時は、とてもうれしく感じるが、自分のモノになると、喜びや感動は次第に薄れてきてしまう。自分が持っていないと欲しくなり、買ってしまう。しかし、いざ手に入ると興奮や感動は薄れ、関心もなくなる。依存症ともいえ、いつまで経っても心の充足感は得られない。

今の日本はモノや情報に満ち溢れ、何が自分にとって必要かが選択しづらくなっている。モノは生活を豊かに楽しくする手段としてとらえたい。

選択肢が増えて価格も抑えられていて、購買者にはいい時代だが、開発競争と価格競争に吞み込まれているメーカーは厳しい状況になっている。メイドインジャパンの復興を望みたい。

2021.11.30.


このページの先頭へ