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トップの提言〜ものの考え方〜

「 朝・出勤前90分の奇跡 」

 感想文:大阪営業所 高橋裕樹

体内時計が管理する人間の活力は、朝の7時から8時にもっとも活発化する。その時間の行動は、きわめて生産的。とくに頭の状態は、それから時間が経つごとに衰えていくらしい。従って、一日の行動も、それにあわせて工夫するとうまくいく。

人間の活動は、どうもセブン・イレブン(朝7時から夜の11時まで)がベストのようだ。朝寝坊は、果物の実を捨て、皮だけを、食べるようなものといっても過言ではない。

多忙な仕事のなかで、自分時間の計画、活用術まで目が届かない、勇気と改革の最大の強敵、習慣と怠けぐせの妨害である。一日の、そして、人生時間の「貴重な一部」である「朝」は、目覚まし時計で飛び起き、あわてて服を着、顔を洗い、食事を流し込み、バスの停留所や電車の駅へと走る、とにかく忙しい。計画的活用などよりも、「せめて新聞ぐらいは目を通したい」と思うのが精一杯の方も多い。早起きすれば、きっと良いことはある。そうわかってはいても、ついつい二の足を踏むのも事実。朝、もうろうとした意識で過ごす布団のなかでの時間は、たまらない快感。休日に思う存分寝て、太陽が高く昇ったあとにゆっくり起きる解放感も、贅沢きわまりない。

「早起き鳥」という言葉がある。イキイキとさえずり、清々しい夜明けの使者である彼らのように、「朝の超人」になってみようではないか。毎日の生活と人生がさらに豊かに変わる、これは、「心の朝食」でもある。

2020.8.31.


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