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「 一目おかれる人間になる本 」(笠巻勝利)を読んで

 感想文:大阪営業所 高橋裕樹

いま「小変化」の時ではない。「中変化」でもない。「大変化」の時である。小変化は数年に1回の変化である。

中変化は10年に1回の変化である。大変化は50年~100年の1回の変化である。「変化には変化をもって対応」しなければならない。いま、私たちは「大きく変わって化ける」ことが求められている。「経営とは変化に対応する」ことである。私たちも大きく自分を変えて、時代の変化に、企業の変化に適応していかなければならない。変化を拒めば、たちまち、とり残されてしまう。

時代は大きく変わってしまった。いつの間にか「年功序列」や「終身雇用制」などが崩れつつある。「一生一社」の時代から「一生三社」は珍しいことでなくなった。退職金も退職する時にもらう時代から、毎月の賃金に組入れる企業もあらわれた。賃金も毎年アップする時代から、企業の業績にスライドしてアップ、ダウンすることが容認されるようになった。管理者を中心にする「年俸契約制度」も、導入する企業が20%前後になろうとしている。社員を護ってくれた労働組合の数も減り、組合員も減少している。

いま、自分を護ってくれるのは会社でもなければ、労働組合でもなく自分株式会社である。「会社のお世話になる」「会社に○○をしてもらう」から、「会社のお世話をする」「会社のために○○をする」ことが必要である。

「横並び意識」から抜け出す。ドングリの背くらべの時代は終わった。ドングリの中のクリになる。「指示待ち姿勢」を変える。仕事は言われたことだけやっているのではなく、言われる前に仕事に向かう。
「従来発想」を転換する。「従来と同じことをしていると従来と同じ結果」になる。「従来のどこを変えるか」「「従来のどこを新しくするか」考える。
「飼い犬型」から「一匹オオカミ型」のビジネスマンになる。獲物を自らの手でとるようにする。

2020.3.31.


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