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「 変化の中の不変 」 を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

人体を構成する細胞は日々、分裂と死滅を繰り返しています。その結果、私たちの体細胞は、数年でほぼ入れ替わるといわれています。それにもかかわらず私たちは、自身のアイデンティティを失うことはありません。
その理由として、顔の形や声、性格などが大きく変化しないこと、また脳や心臓など基幹部分の細胞が入れ替わらないこと、などが挙げられるそうです。
細胞という構成要素が変化しつつも、全体として変化しない部分があるからこそ、自分という存在そのものを保てているのです。

同じことは、会社という組織にも当てはまるのかもしれません。担当者の顔ぶれや、業務を達成するための方法・仕組みなどは、適時変化していくものです。
それに対して、企業の創業者の思いや理念などは、変わらない、変えてはいけないものに該当するでしょう。
変化の激しい時代だからこそ、組織の個性を決める、次世代に引き継ぐべき不変の部分を意識することも大切なのでしょう。

以上のことより、原点を見つめなおすことは大切だと思う次第です。

2019.12.28.


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