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「売れすぎ御免!」 ヒットの仕掛け人を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

世の中のスピードが、速く変化し、人々の嗜好が多様化する時代に、ヒット商品を生み出す人とは、どのような人たちだろうか。
様々な業界における最近のヒット商品の事が、記述されていますが、それらのヒット商品を生み出す発想のヒントは千差万別であり、個性的な人ばかりなのだが、彼らに共通するものは何か無いかと、読み比べてみると、「ヒットの方程式」のような単純なものは見つけられなかったが、熱意・努力と言った精神的な面でいくつかの共通点があったように思う。以下要約。

①あきらめない
こんなもの売れるかと言った社内外の冷ややかな視線に耐え、自分の開発商品にとことんこだわる粘り強さと会社の経営陣の長期的視点。

②先入観にとらわれない 
例として、シャワーは便利だが、入浴する方が体は温まる。この常識に対して、LIXILはお湯を、霧状に噴出するシャワーを開発、業界の常識を覆した。これは従来の発想では不可能であり、先入観を持った人では、生まれなかった商品だと言える。

③異能を排しない
二つの異なる個性のぶつかり、反発しながらも、お互いの良さを認め合う中で人を引きつける商品が生まれる。

まとめとして、これからの時代は、企業間競争を勝ち抜く上で、企業のブランド力がより重要視され、技術力・品質・市場シェアすべてに、抜きん出てないと、生き残れないと危機感を持っている点は、すべての製造業に共通する点であり、封筒業界においても、いままでの常識にとらわれないようなヒット商品が、出ないものかと感じた。

2018.12.28.


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