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「小さなことにくよくよしない」を読んで

 感想文:大阪営業所 橋本廣明

私たちはみな、何かの役に立つとともに、何らかの問題を起こしている。問題を解決するのも、問題を起こすのも、自分のこころがけ一つだ。
答えがわからなくても何の不都合もない。正しい答えがなければ、最も答えに近い賢い選択をし続ければ良い。最も答えに近いかどうかの目安は、「自分の周りにどれだけ貢献できているかどうかだ。」他人のためになる行いを心掛ければ、自他ともに認めるきっと納得できる選択ができるはずだ。

あまり手厳しく人を批判するのは止めよう。よほどの欠点でないかぎり目をつぶろう。他人の意見にも一理あると考えるようにすれば、意見の食い違いによるストレスを感じずに、今日一日を気持ちよく過ごすことができる。
ユーモアのセンスがある人とつきあうほうが、文句不平不満を口にする人より、はるかに楽しいはずだ。それは自分とのつきあいでも同じだ。ユーモアを持って自分とつきあう。そうすれば自分自身とつきあうのが楽しくなり、以前にもまして自分を好きになれる。
頭の中で不幸のリハーサルばかりしていると、いつの間にかそれが身についてしまう。ネガティブな人生の予行演習をするより、ハッピーな人生の予行演習をするほうが良いに決まっている。

自分の人生に情熱を持っているだろうか。人生というのは、この世に生まれて、一度だけの二度と繰り返すことのない、選ばれた人だけに与えられたすばらしい贈り物だ。人として生きていることが既に大当たりだ。その価値をわからずに文句を言うべきではない。今日も目が覚めて、一日を与えられたことに感謝しよう。いつかは、それが出来なくなる時が必ず来るのだから、かけがえのない一日一日を大切に思うべきだ。
次から次へと私たちの前に立ちはだかる障害、厄介な問題、それだって自分の人生の一部だ。山あり谷あり起伏に富んでいるから面白い。楽しむべきだ。私たちの人生の大部分は、ゴールを駆け抜ける一瞬ではなく、過程のなかにこそ醍醐味がある。

2018.1.31.


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