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「大切なこと」を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

素直に生きる
逆境 – それは、その人に与えらた尊い試練であり、この境涯に鍛えられてきた人はまことに強靭である。古来偉大なる人は、逆境にもまれながらも、不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。

まことに逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これにとらわれ、逆境でなければ人間が完成しないとおもいこむことは、一種の偏見ではなかろうか。
逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。

素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときのその人に与えられた一つの運命である。ただその境涯に素直に生きるがよい。
素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。

以上の記述のように、逆境、順境 にとらわれることなく素直に、謙虚に生きることが
大切と述べている点は、人生の教訓として改めて、諭された。

2016.4.30.


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