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社員ブログ

「大阪船場は街全体が建築ミュージアム」

2016年03月12日

まずは、大阪市中央公会堂は、大正時代のネオ・ルネッサンス様式の歴史的建築物として、高い評価を受けています。
明治44年に株式仲買人である、岩本栄之助が公会堂建設費として当時の100万円を寄付したことにより、1911年8月に財団法人公会堂建設事務所が設立され建設されました。平成11年に、保存・再生工事を終え、建設当時の風格と、壮麗で優雅な美しさをそのままに、装備を一新され夜はライトアップされています。


北浜駅のすぐ近くに建っているギリシャ建築風の建物が大阪証券取引所で、前に立っている男性の大きな像が今話題の朝ドラ 「あさが来た」にも登場する五代友厚氏。
薩摩藩出身の五代さんは、討幕の志士の一人。戊辰戦争なども戦った人ですが藩から派遣された欧州での経験が、後に実業家として大成する礎を築きこの証券取引所はじめ、大阪商工会議所、大阪商業講習所(現大阪市立大学)や現南海電鉄の前身である阪堺鉄道などを立ち上げた。


三井住友銀行大阪中央支店(旧三井銀行大阪支店)
昭和11年築「古典主義建築のお手本のような存在。外観はイオニア式でまとめられ、軒回りの処理、
開口部のペディメント、メダイヨンなどの意匠も正統的。
内部は典雅なコリント式で彩られる。曾禰中條建築事務所の最後の作品である。」


昭和5年築の生駒ビルヂングは「アール・デコ」の様式を多分に取り入れたレトロなビルです。
屋上の時計塔と出窓や丸窓が巨大な振り子時計のデザインとなっていて当時としてはかなり斬新なデザインだと思います。随所にある鷹の石造も格調高い感じですし、一目で好きになってしまうような素敵なビルです。


オペラ・ドメーヌ 高麗橋は明治45年に辰野金吾が設計した旧大阪教育生命保険の煉瓦造の保険会社の
社屋を、平成20年より結婚式場として使用されている。


ゴシック様式の日本基督教団浪花教会の尖塔窓と黄色や緑色ので飾られ、意匠性の高い塔屋を持つ地上3階の建物。
昭和5年(1930)竣工。明治中期にに基づく社会教育、出版、医療、学校教育などの社会貢献活動を続けた、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計指導のもと竹中工務店が設計施工を行った。


大阪船場は街全体が建築ミュージアムです。
最近はおしゃれなカフェやレストラン、スイーツやファッションのお店が集まるようになってきました。
是非、船場の街をあるき、その豊かな空間を体験して下さい。          


参考URL: 大阪市船場

( 大阪営業所:新潟 )


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