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社員ブログ

遍路の作法

2013年02月16日

今回は遍路の作法について紹介します。
 手順は以下の通り。

①山門、仁王門で一礼してお寺に入ります。
②手水場で手と口を清めます。
③本堂でローソク(1本)と線香(3本)を供えます。
④お賽銭と名前や願意(お願い事)などを書いた札を納めます。
⑤お経をあげます。
⑥大師堂で③~⑤を繰り返します。
⑦納経所で納経の証として墨書と朱印を頂きます。
⑧山門、仁王門で一礼してお寺を出ます。


八十八の各札所には、必ず御本尊をお祀りする「本堂」と弘法大師をお祀りする「大師堂」があり、この二ヶ所でお経をあげるので1周で計176回読経することになります。経帖は帷子式になっているものを使うのが一般的です。「般若心経」や各札所の御本尊の「御真言」が載っています。「御真言」とは各々の仏についた名です。例えば大日如来は「おんあびらうんけんばざらだとばん」となります。舌を噛みそうですね。


 納経所では納経の証として墨書と朱印を頂きますが、どちらも御本尊と同じく大切なものです。納経帖という専用の冊子の他、白衣(びゃくえ)や掛け軸に書いてもらうこともできます(有料)。
 墨書は一回のみで2週目以降は朱印のみとなります。私の場合3週目なので三つ捺されれてます。100周以上回っている人もいますが、そういう人の納経帖は一面真っ赤です。
 何事も情熱をもって極めることが大切ですね。

参考URL:四国遍路

( 品質保証部:寺田 )


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